参考文献の引用


参考文献のリスト

参考文献リストを書くにはthebibliography環境を使います.

\begin{thebibliography}{9}
\bibitem{openwin} 岡田,岩田, 松本, 池田, 八木:
               ``OpenWindowsによるワークステーション入門'', 
               朝倉書店, 1994
\bibitem{latex} 伊藤: ``LaTeXトータルガイド'', 1991, 秀和システム
\end{thebibliography}

thebibliography環境は以下のように定義します.

\begin{thebibliography}{widest-label}
\bibitem{key} 参考文献
\end{thebibliography}
widest-labelには参考文献の数の桁数と同じ数だの文字を書きます. サンプルの例では参考文献の数が一桁なので,9と書いてあります.もし,参考文献の 数が2桁なら,99とか12とか書きます.

\bibitemはthebibliography環境専用のitemコマンドです. keyには,参考文献を本文中で参照する場合 に用いるラベルを書きます.

本文中での引用

\cite{key}と書くことにより,文献番号を参照 できます.keyには,thebibliography環境で指定したラベルを書きます. 文献番号はthebibliography環境でリストアップした順番に付けられています.

参考文献の引用は \cite を使って行います\cite{latex}.


複数回のコンパイルの必要性

参考文献や図・表番号の相互参照を行なう場合,少なくとも 2 回のコンパイ ルが必要です(もちろん,エラーが起きた場合はカウントしません).

LaTeX は一度文書を処理するとその時に,各相互参照元の番号をファイルに書 き出します.このファイルを元にして,次回以降処理する時にその番号を参照 してその参照番号を文中に埋めていきます.


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ishihara@cs.inf.shizuoka.ac.jp